コラム

Column

08

家族になる

COLUMN 03

「ママの負担大」の日本の家事育児、
夫婦で子育てするためのヒントとは?

家事と育児にかける時間はどれくらい?

パパ、ママは1日のうち、家事や育児にどのくらいの時間を費やしているのでしょう?総務省が5年ごとに調査している「社会生活基本調査」(平成28年)によれば、6歳未満の子どもを持つ家庭では、妻は家事に3時間7分、育児に3時間45分、夫は家事に17分、育児に49分かけているという結果になっています。

20年前に比べると、妻の家事時間は1時間1分減少しているものの、育児時間は1時間2分増加しており、トータルで見ると家事育児にかける時間に は差がありません。夫の家事時間は12分増加、育児時間は31分増加となっていて、家事育児などへの参加は増えたものの、大きな差があることがわかります。

「6歳未満の子供を持つ夫・妻の家事関連時間の推移(平成8年~28年)一週全体、夫婦と子供の世帯」

「6歳未満の子供を持つ夫・妻の家事時間、育児時間の推移(平成8年~28年)一週全体、夫婦と子供の世帯」

海外の家事育児時間でわかる 「パパのサポート」の大切さ

ベビーシッターなどの育児サービスが積極的に使われている海外では、家事や育児の時間はどのようになっているのでしょうか?
内閣府男女共同参画局の調査によれば、6歳未満の子どもをもつ夫・妻の育児時間で比較した時、日本では夫の家事育児時間は1時間23分、そのうち育児時間は49分。妻の家事育児時間は7時間34分、そのうち育児時間は3時間45分となっています(いずれも土日を含む週全体での1日の平均)。 アメリカでは、夫の家事育児時間は3時間10分、うち育児時間1時間20分、妻の家事育児時間は5時間40分、うち育児時間が2時間18分となっています。フランスでは、夫は家事育児に2時間30分費やし、うち40分を育児に、妻は家事育児5時間49分のうち1時間57分を育児に費やしています。

日本は、ママが家事育児に多くの時間をかけ、なおかつ大半をママが一人で行っていることがわかります。「イクメン」という言葉はすっかり定着しましたが、時間という観点でみると、まだまだママの負担は大きいと言えます。
先輩ママ達は育児や家事を一人で行う「ワンオペ育児」に本当に苦しんできました。出産前は、パパもママもその大変さをわかっていないために、話し合う機会もなくワンオペ育児に突入してしまう家庭が多いようです。

パパが育児に参加することが当たり前の日本に

このように、パパが育児や家事を行うことは、必要不可欠です。
まずは、パパが母乳以外の赤ちゃんのお世話を一人でできるようになりましょう。四六時中何かを要求してくる赤ちゃんと過ごす大変さを理解することが大切です。最近導入が進んでいる、男性の産休制度を利用してみるというのも1つの手。家庭での家事育児のバランス、お互いに無理のない子育ての方法を話し合えるといいですね。
生まれてから数年は大変な日々が続きます。何でも言葉に出して話し合って、大切なお子さんを一緒に育てていきましょう。

カリキュラム

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出産前に育児について
学びましょう!

こんにちは。
e両親学級 子育て教習所です。
私達の調査で産前産後のイメージギャップが育児不安に関係することがわかってきました。
そこで、少しでも大変さを理解し、ギャップを埋めるためのカリキュラムを作成しました。
京都大学の専門家の方々がエビデンスに基づいた最新の情報をお届けします。
是非パートナーと一緒に学び、楽しいチーム育児ライフを送りましょう!