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女性のからだ
ベルギーの病院で94人の妊婦さんを対象に実施されたアンケート調査では、2/3の女性が、妊娠中から産後3ヶ月の期間までに痔核や裂傷(切れ痔)などの自覚があったと報告しています。また、痔核の症状が悪化する一番の原因は便秘だということもわかっています。便秘予防が痔の予防や、痔核の悪化を防ぐことにつながります。
妊娠中は、ホルモンの変化により、便秘になりやすくなります。十分な水分の摂取や、ごぼうやきゃべつなどの繊維質の多い食べ物を摂取することで、便秘が改善することも。
妊娠中は、こうした便秘の予防や、入浴で血行を良くするなどのセルフケアを行いましょう。
痔核悪化の原因である便秘が改善しない場合や、痛みや出血を伴う場合には、妊婦健診やお産での入院中に産婦人科で相談をしましょう。
生活習慣や痔核の場所、大きさによって、症状に個人差が出る場合もあります。産後、多くの場合、症状が和らぎますが、痛みや出血などが続く場合もあります。そういった場合には、我慢せずに、産婦人科や肛門科を受診しましょう。
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出産前に育児について
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妊娠中は、「いぼ痔」と呼ばれる痔核ができてしまうママが少なくありません。
痔核とは、肛門周囲にできる静脈瘤のこと。大きくなった子宮により、骨盤内の静脈血行がうっ滞することにより、痔核が生じやすくなるのです。